車からは認識されていないと思うべし
健康志向の高まりからロードバイクを始める人が増えてきました。
それと同時に自転車事故も増加し、自転車事故防止への注目が集まっています。
自転車メーカーや販売店も、事故防止に力を入れて、安全性を話題にしていることも多いのです。
事故にあった人の多くは、車のドライバーがサイクリストの存在に気付いていると思っていたと言います。
残念ながらドライバーからサイクリストの存在は見えていないことが多いものです。
サイクリストは自分が車道で車のドライバーから認識されていると思うのはやめましょう。
ドライバーからは認識されていないという意識を持っておくことが大切です。
認識してもらうための工夫が必要
事故にあわないためには認識してもらうことが重要です。
認識してもらうための工夫をしていくことがサイクリストに求められています。
サイクリストのためのガイドラインも用意されているほどなので、しっかりと理解して実践することが大切です。
サイクリストに求められる心がけは3点です。
日中も点灯する、体の動きを目立たせる、背景との対比を心がけるというもの。
この3点を心がけているだけで、ドライバーからの認識を高めることができます。
前後にライトをつける
ドライバーから認識してもらうためのポイントの一つに、日中でもライトを点灯しておくというものがあります。
このライト点灯はとても有効な手段です。
統計によると自転車事故の8割は日中に起きています。
そしてそのなかでも、後方からの追突事故が約4割ととても高い割合です。
自分の存在をアピールするためにも、前後にライトを設置して日中も点灯させておきましょう。
見た目が重要
サイクリストは見た目が重要です。
これは周りからしっかり認識されているかということにつながります。
サイクリングをしているときに、一定の姿勢でいるよりも、体の動くパーツを目立たせていることが大切です。
人間は動いているもののほうが認識しやすいという習性があります。
そのためサイクリング中も動きをアピールするような行動をとることが大切です。
動きをアピールするためにも、ウェアにこだわりましょう。
自分を目立たせるために、周囲の景色に同化しないようなカラーを選ぶのがおすすめです。
蛍光カラーなど自然にはないカラーを取り入れることで、ドライバーから認識を高めることができます。
またペダルをこいだときに動いている足周辺もアクセントカラーで目立たせておくのがおすすめです。
意識して身体を動かさなくても、ペダリングの上下運動を目立たせることで、サイクリストの存在をアピールすることができます。
蛍光カラーのウェアは日中には背景との対比になるので目立ちますが、太陽が出ていないときには効果を発揮することができません。
天候が悪い日や、夜間にも目立つように反射材のついたバーテープやヘルメットを装着することで、暗くなってもはっきりと存在をアピールすることができます。