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自転車のヘルメットが努力義務に

ヘルメットの努力義務について

2023年4月1日から、自転車でのヘルメット装着が努力義務となりました。
ヘルメット着用の努力義務は運転者の年齢には関係がなく、児童や幼児に限らず全年齢が対象となっています。
努力義務というのは、遂行しなくても罰則が課されるわけではないとはいえ、法律でしっかりと「〜しなくてはならない」と定められています。

今回の改正は2022年12月20日に改正道路交通法に関する政令が閣議決定されたことによるものです。
改正前の道路交通法では、13歳未満の子供に対して保護者がヘルメットを着用させることが努力義務となっていました。

ところが自転車関連の事故が交通事故全体に占める割合は2016年から増加する傾向にあり、2021年には7万件もの自転車関連事故が起きています。
しかも、自転車走行中に亡くなった人の損傷部位としては頭部が58%で最も多くなっています。
ヘルメットを着用していた場合の致死率は着用していなかった場合と比較すると半分以下であるという事実を鑑みて、今回の努力義務化が行われました。

「ヘルメットを完全義務化してほしい」というユーザーの声も

自転車というのは、バイクや自動車とは違って運転するのに免許を必要としない乗り物です。
このため、交通ルールを熟知していないユーザーが多いことも事実です。
自転車には一時不停止や信号無視などの違反行為をしても罰則がないので、ちょっとした不注意から交通事故が起きやすいというリスクが大きくなっています。
自転車専用の道路が整備されていないエリアもまだまだ多く、安全運転を心がけようとしても街中を走るのが難しいといった現状もあります。

今後は、各地方自治体とも莫大な予算をかけて自転車が安全に走ることのできるような環境を整備していくことが期待されています。
「自転車を取り巻く環境が良くなってほしい」というのがユーザー・歩行者の共通の願いです。

おすすめの自転車用ヘルメット

自転車用ヘルメットはバイク用のヘルメットとは違い、クリアしなければならない基準がまだ明確ではありません。
とはいえ、頭部を保護するのには大きな役割を果たすヘルメットですので、できるだけ安全性の高いものを選ぶことが大切です。

現在市販されている自転車用ヘルメットの中で、特に人気が高いのはOGK KABUTO(オージーケーカブト)の「キャンバスアーバン」です。
国内の自転車用ヘルメットではトップシェアを誇るOGK Kabutoのヘルメットには、JCF(日本自転車競技連盟)推奨マークが付いています。
また、ドイツのブランドALPINA(アルピナ)の「BROOKLYN」も洗練されたデザインで人気があります。