不用なったものの行き先としてリサイクルショップを利用する人は多いはず。あまり知られていませんが、洋服や本、家具などを買取るリサイクルショップは比較的低リスクで始められるのをごぞんじでしょうか？ここでは自身のリサイクルショップの開業で体験した経験を紹介しています。
リサイクルショップの開業にトライ?!
一般的にリサイクルショップは他の小売業と比べて、粗利益が高く、成功すると高い収益性を上げられます。そして、開業するハードルも比較的低いといわれている業種です。リサイクルショップを開業するには「古物商許証」が必要です。また、開業する際には、個人で地道に一から準備するか、フランチャイズに加盟するかを選びます。私の場合じっくり取り組みたかったので個人経営を選択しました。どちらの場合にも言えることですが、自分の店舗を出す前に、地域のリサイクルショップを見て回り、どのようにしたいかコンセプトを明確にしておく必要があります。
とりあえずリサイクルショップが入る物件はおさえた
有名フランチャイズ店を含めて地域の、リサイクルショップを見回り、あまり扱っていないブランド品を仕入れることにしました。仕入れる場所は古物行許可証をもつ者しか入場が許可されない中古市場オークションです。ここだと、格安でいいものを仕入れられます。そして、仕入れも終わって、閑静な住宅街に出店することにしました。もちろん時代にあわせてネットでも開業することにしました。
フリマアプリにしてやられた
そんな矢先にあるニュースが飛び込んできました。なんとリサイクルショップの倒産件数が過去最多になっているとのこと。マーケティングは完璧だと思っていたのですが、それを覆すツールが現れました。それはフリマアプリ「メルカリ」です。メルカリに続けとyahooや楽天もフリマアプリに参入したことが原因のようです。確かにやり取りは匿名でできて、さらに届かなかったら保証がついているならそっちに人が流れるはずです。
品物はすでに問屋から仕入れ済み
私の場合は、立地だけでなく仕入れをしたのが痛かったですね。仕方がないので古物市場オークションで仕入れた品物を売却することになりました。古物商のオークションは、かなり安い価格で買われますが、売上げがないよりましと思い断腸の思いで仕入れた品をオークションで処分しました。
世の中何がおこるかわからない
テクノロジーの進歩で、リサイクルショップが窮地に立たされています。ですが、ネットでの販売は不透明な部分も多く、お客様の中には自分の目で現物を見たいという人も少なくありません。今のところフリマアプリが優位ですが、店舗＋ネットが有利になるように逆転してやろうとあがいています。
