3人の子育てで片付けが困難に
片付けのエキスパートとして、世界中の人の片付けに貢献してきたこんまりさんは、3人の子育てをすることになって片付けが困難になってしまい、「自宅は散らかっています」とウェビナーで発言しました。
こんまりさんの本名は近藤麻理恵さん、Netflixや書籍を通じて片付け術を披露していることで知られています。
「ときめき」を感じるものだけを残して、不要なものだけを処分する「こんまりメソッド」について解説した彼女の本「人生がときめく片づけの魔法」はベストセラーとなり、一躍世界的に知られるようになります。
こんまりさんは2021年に3番目の子供を出産し、それをきっかけに片付けを諦めたと公表しました。
彼女曰く、これまでは片付けのプロとして家の中を常に整理整頓していたけれど、それは諦めて子どもたちと楽しい時間を過ごすことに努めているということです。
こんまりメソッドとは
こんまりメソッドについて解説した「人生がときめく片づけの魔法」は世界40カ国で翻訳され、累計1400万部を超える人気を獲得しました。
Amazon.comで連続して総合1位を獲得し、「片付けをする」という意味合いで「Kondoing」という単語が使われるなど、こんまりメソッドは大きな社会現象ともなっています。
こんまりメソッドは5つのオリジナルなステップから成っており、楽しみながら片付けができるのが特徴です。
まず最初のステップでは、自分の理想の暮らし方をイメージしてみます。
なぜ片付けをしようという気持ちになったのか、その理由をきちんと探り、自分がきれいに片付いた部屋で生活している様子を明確にイメージしてみます。
細かい点も具体的にイメージすることによって、片付けの方針が定まります。
いよいよ片付けを開始したら、モノ別に物を整理していくことも大切です。
自分がどんなものをどのくらい持っているのかを把握することによって、片付けに楽に着手できるようになります。
片付けというのは、究極的には「何を捨てるか」ではなくて「何を残すか」が大切です。
ですから、片付けるものを一つ一つ手に取ってみて、ときめきを感じるものは残し、ときめきを感じないものは捨てて行くようにしましょう。
正しい順番で片付けることも大切
片付けをする際には、衣類から初めて本類、書類、小物類と進んでいきます。
この順番で片付けていくことによって、ときめき感度が磨かれていきます。
片付けが終わったら、全てのものに対して定位置を定めましょう。
定位置を定めておかないと、せっかく片付けてもまたしばらくすると家中が散らかってしまうことになりますので、この作業は大切です。
また、モノを捨てるときは「ありがとう」という言葉を口に出すだけで、片付けが楽しくなります。
